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10月から、医学部病院と歯学部病院を一体化してスタートしたという東京医科歯科大学。
全身疾患と口腔内の健康は関連性が強いため、このような取り組みはたいへん良いことだと思います。患者さんの抱える疾患は1つとは限りません。「一体化」という言葉に大きな意義を感じます。コロナ禍で大きな貢献をした病院でもあり、ますます頼もしいですね。
高藤雅朗
https://www.tmd.ac.jp/medhospital/
https://www.tmd.ac.jp/


(東京医科歯科大学サイトから一部転記します)
「世界最高水準のトータル・ヘルスケアを提供」という使命が掲げられています。すでに東京医科歯科大学の歯学分野は日本第1位、世界第5位で、医学分野でも日本第4位の高い評価を獲得(*注)していますので、今まで培ってきた2つの病院の実力を、病院一体化によってさらに大きな力にまとめ上げて、この理念を実現させるために精進してまいります。


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2021.10.31 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私が長年お世話になっている中村栄一さんと渡邊順生さんが出演する映画が上映されています。
この映画は、映画にしようとして撮ったのではなく、コロナ禍でコンサートが無観客になりそうだから記録にしようとしていたものを、監督のお考えでドキュメンタリーにしたというフィルムです。そのため大変自然でリアルに仕上がっています。映像中のお2人はいつもと変わらないのですが、その存在自体が素晴らしいということですね。
ぜひご覧ください。
高藤雅朗

映画詳細(チェンバロ練習室ブログ)
分子の音色イベント情報

意味以前の存在、バッハの音楽のように言葉では置き換えられないリアリティ、お二人の生き方にもこの映画そのものにも、たたずまいとしか呼べない在り方を感じます。(谷川 俊太郎)

ナレーター:シシド・カフカ
出演:中村栄一 / 渡邊順生 / 中村洋子 / 渡邊慶子 / 水谷定徳 / 西田理恵 / 西田賢司 / 有村美智子

「決めるのは自分だ」
今のこの国で個人として生きるのは難しい。多くの人の気持ちが委縮している。「多様性」という言葉がこれほど軽々しく語られる国はあるだろうか。誰かに責められるのを恐れて、誰かが決めた多数意見の側に付く。しかしそこにはもう個人はいない。自分で決めるのは怖いことだ。躊躇もする。自信を持てないときもある。ようやく実行しても失敗は起こる。痛みが周囲の人たちに及ぶこともある。決めるとはそういうことであり、個人であり続けるには自分で決めなければならない。(監督 杉本信昭)

<スケジュール>
 ・10/23(土)〜11/5(金) 10:00~/13:30~/17:40~
 ・11/ 6(土) 20:50~
 ・11/ 7(日)〜26(金) 20:30~
 ※(予告編なしで)上映時間54分
 ※11/27以降上映未定
  https://bunshi-no-neiro.com/
  https://pole2.co.jp/showing

<料金>一般1400円、他
<予約方法>日時の「〇余裕あり」をクリックすると予約できます。
  https://pole2.co.jp/







2021.10.30 Sat l ニュース l コメント (0) トラックバック (0) l top
kenkyusha.png

ときどき患者さんに質問される、新型コロナワクチンについてです。
今まではウイルスそのものを弱毒化(又は不活化)させて投与し、免疫を獲得させるワクチンが主流でしたが、
mRNAの場合は作り方が異なり、ウイルス自体を使わず、設計図(=メッセンジャー)を利用して大量に製造することが特徴です。
従来のワクチンですと開発に10年位かかるのは普通でした。なぜこのように速く開発されたのでしょう。下記のサイト、分かりやすいので引用されてもらいます。

mRNAを用いたCOVID-19のワクチン開発
 サイトから一部を、ここにコピペします。
 「特筆すべきはその開発スピードであり、COVID-19ワクチンの場合、
 ・最初にウイルスのゲノム配列が報告されたのが2020年1月10日ですが、
 ・その4日後にはmRNAワクチンのGMP製造が開始され(Moderna社)、
 ・2カ月後にはPhase1試験を開始、半年後にはPhase3試験が開始されました。
 ・10カ月後の11月にはModerna社、Pfizer/BioNTech社のmRNAワクチンがPhase3で有効性が確認され、重篤な副作用も見られないという結果が発表されました。」

日本で採用されたファイザー社ワクチン(mRNA)の供給量はまだまだですが、今後に期待しましょう。

2021.5.4
高藤雅朗




2021.05.04 Tue l 健康 l コメント (0) トラックバック (0) l top
世界大学ランキングで、東京医科歯科大学が歯科部門総合世界5位
学術的評価では世界1位

hyousyoudai.png

東京医科歯科大学は、英国の世界大学評価機関のクアクアレリ・シモンズ(:Quacquarelli Symonds)により2021年3月3日に発表された分野別 QS 世界大学ランキングの歯学分野において、
 ・国内第1位
 ・世界第5位
(King's College London, United Kingdomと同得点)
の高評価を獲得したとのこと。
同時にAcademic Reputation(全世界の当該分野の大学教員からの評判スコア)では、
 ・世界第1位
の高評価を得たそうです。
詳しくは下記(英語)をご参照ください。
https://www.tmd.ac.jp/news/20210308_1/
https://www.topuniversities.com/university-rankings/university-subject-rankings/2021/dentistry
https://www.topuniversities.com/universities/tokyo-medical-dental-university-tmdu

評価は次の4項目で実施され、そのうちAcademic Reputation(学術評価)は世界の10万人以上の学者からの回答を基にしていているなど、詳しい説明が掲載されています。
 (1) Academic reputation(学術的評価)
 (2) Employer reputation(企業からの評価)
 (3) Research citations per paper(論文の引用数)
 (4) H-index(ハーシュ指数※)

https://www.topuniversities.com/subject-rankings/methodology

※ハーシュ指数:科学者や学者が発表した論文の生産性と影響力の両方を測定する方法。最も引用された論文と、その論文が他の出版物で受けた引用の数に基づく。


academic reputation





2021.04.25 Sun l ニュース l コメント (0) トラックバック (0) l top
このところ空気が冷たいですね。
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しかし、この冬はインフルエンザ流行の声を聞きません。
超過死亡とは、前年に比べて増加した死亡者の数です。超過死亡率はその割合です。

日本経済新聞記事によると2020年上半期の超過死亡数は、2017~2019年に比べて減っています。

コロナ以外のことがあまり報道されていませんが、全体では減っているということですね。
確かに、、、、、コロナ禍で誰もが頻繁に手を洗うようになり、どこに行ってもお店や施設の入口にアルコールスプレーが設置されているのが普通になりました。室内はもとより、歩いていても、公共交通機関を利用しても、ほとんどの人がマスクをしていて、少なからず全体の健康に寄与しているのかもしれません。
インフルエンザ、その他疾病の流行も耳にしなくなりました。保育園や学校でも、集団感染が顕著に減っていると聞きます。
コロナのお陰で衛生関連の意識が高まったのであれば、良いことと言えるでしょう。

とはいえ、新型コロナは怖いウイルスです。決して気を緩めてはいけないと思います。
一日も早く、国内の、世界の感染が収まり、安心して生活できるようになることを願ってやみません。

高藤雅朗





2021.01.19 Tue l 健康 l コメント (0) トラックバック (0) l top